視覚的でわかりやすいトレンド系テクニカル指標
一目均衡表の使い方が分からない
どこで抵抗されるか。どこで支持されるか。短期、中期的にどのようなトレンドなのかが一目で分かる。
一目均衡表は視覚的に分かりやすい!
・どこで抵抗線されるか
・どのようなトレンドか
パット見るだけで大体が分かります。
そんな魔法のツール一目均衡表を使っているトレーダーは多いのに、
何故か勝てる人は少ない。
この一因として適切に使えていないトレーダーが多い
というのが現状です。
本ページでは、
線一本一本に意味がある一目均衡表の意味を解説しつつ、
どのように使えばいいかを紹介していきます。
投資は、
テクニカル分析だけ学べば100%勝てるという甘い世界
ではありません。
しかし、私たちのトレードの判断基準としては十分に有効であるため、
学んでいて損はありません。
一目均衡表をマスターして、
負けにくいトレーダーになりましょう!
一目均衡表の見方
一目均衡表の見方について実際にDMM FXのチャートの
初期設定の色で説明します。
欲しい機能が盛りだくさんな五つの線
基準線(中期目線)
基準線は当日を含む過去26日間の最高値と最安値の平均値を示します。
例として26日の間で、
最高値:105円
最安値:100円
だった場合は基準線は102.5円になります。
26日間の平均であるため中期的なトレンドを見る場合に使用します。
上向きだった場合は上昇傾向、下向きだった場合は下降傾向であることが分かります。
転換線
基準線は当日を含む過去9日間の最高値と最安値の平均値を示します。
そのため、基準線とは違い転換線は短期的なトレンドを見る場合に使用します。
先行スパン1、先行スパン2
・先行スパン1は基準線と転換線の平均値を当日を含めて26日先行させたもの
・先行スパン2は当日を含めた52日間の最高値と最安値を26日先行させたもの
そして、
先行スパン1と先行スパン2の間のことを雲といいます。
雲は
上昇トレンドの時:サポートライン(下値支持線。それ以上は下落しにくい)
下降トレンドの時:レジスタンスライン(上値抵抗線。それ以上は上昇しにくい)
として働きます。
サポートやレジスタンスは雲の厚さにより影響力が変わり、
厚いほどより強いものになります。
遅行スパン
遅行スパンは、
当日の終値を当日を含めて26日前にスライドさせたものです。
・遅行スパンとチャートの関係
・遅行スパンと雲の関係
から現在のトレンドを把握することができます。
上昇トレンドの時は、
雲、チャートの上を遅行スパンは推移しています。
下降トレンドの時は、
雲、チャートの下を遅行スパンは推移しています。
一目均衡表の使い方
基準線と転換線
①転換線が基準線を下から上に突き抜けた
⇒買いエントリー。売りポジションは手じまい。
②転換線が基準線を上から下に突き抜けた
⇒売りエントリー。買いポジションは手じまい。
上のPOINTをもとに上図について考えてみると、
上図において遅行スパンはチャートと雲の下を推移しています。
そのため、現在は下降トレンドといえます。
ゆえに下降トレンド中のため、
転換線が基準線を下から上に突き抜けたところでショートでエントリーします。
そして、転換線が基準線を上から下に突き抜けた点で利益確定をします。
雲について
再度掲載しますが、
雲は以下のように機能します。
上昇トレンドの時:サポートライン(下値支持線。それ以上は下落しにくい)
下降トレンドの時:レジスタンスライン(上値抵抗線。それ以上は上昇しにくい)
それでは実際のチャートで考えてみると、
といったように、下降トレンド時はレジスタンスとして考えることができます。
白〇で示している部分はレジスタンスとして機能するものと考えられますが、
雲も厚いので実際に抵抗されると予想できます。
一目均衡表の注意点
一目均衡表は沢山の機能を備えていて、
雲も視覚的に見やすいため多くのトレーダーに愛用されています。
しかし、もともとは株式のチャート分析のために考えられたものであるため、
株式ほどFXでは機能しないと言われています。
特に雲がサポート、レジスタンスとして機能しにくいと言われています。
そのため実際に使用する場合は、
・補助的に使用する
・他のオシレータなどと組み合わせて使用する
ことが推奨されます。
また株式用と作られたことから、
日足用で作られている!
スキャルピングなど短い時間足での使用は不向き!
一目均衡表について
都新聞の商況部長として活躍した細田悟一氏(ペンネーム:一目山人)によって考案され、
1936年に発表された。
外国人トレーダーからも「Ichimoku」として親しまれ、世界中で使用されています。
原著について詳しくは一目均衡表公式ホームページを参照してください。
テクニカル指標学習におすすめの本
テクニカル分析を勉強する際に、
どのような指標があるのかを知る必要があります。
何を使えばいいのか。
どのように使えばいいのか。
どういうときに使ってはダメなのか。
それらが簡単に学べる一冊です。
ただし、FXチャートの本も株価チャートの本も同じような内容であるため、
自分が主に取引をしている方を一冊買えば十分かと思います。
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